新人プログラマにとっての課題や、スキルアップのための方法をご紹介!つまづきやすいポイントをしっかりおさらいして、将来のこと、キャリアアップを考えて仕事に取り組んでいきましょう!
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プログラマ暦、早16年。プログラマとして一生を終えるつもりでいたが、とある事をきっかけに、新人プログラマを育成する立場へ転向。プログラミングをこよなく愛する、いち親父プログラマとして、新人プログラマの方へ伝えたいことをつづっています。
フレームワークや、ライブラリを使っていると、自分が意図しない動作をすることがしばしばあります。フレームワーク側でエラーを出しているが、その意味がわからないというケース。そのエラーに対する対処をしているか、自分のコードをひたすらチェックすることになる。目を皿にして血走らせながら、画面を凝視し、エラーとコードをひたすらチェック。何が間違っているのかを必死になって探し、それでもわからなければ、インターネット上で同じフレームワークを使ったコードを探しまくる・・・。こんな経験は、プログラマであれば誰しもしているのではないでしょうか。特に、新人プログラマであれば、なおさらでしょう。言語やフレームワークのエラーの意味を正しくとらえるためには、それぞれの用語なり構造なりを正しく理解している必要があるのです。経験の浅い新人プログラマは、書くスキルはもとより、エラーを見つけるスキルが圧倒的に弱いのです。
使用しているフレームワークやライブラリが、有償のものであれば、そのドキュメントもきちんと整備されているでしょうが、フリーのものや、オープンソースのものであれば、ドキュメントを調べるにも一苦労するはずです。ましてや、英語の文献が多いので、ようやく探し当てたドキュメントも、英語がわからなければ何が書いてあるのかまったくわからない・・・。ということも、しばしばです。ここまでは何とかがんばったとしても、たいていの新人プログラマはこのあたりでギブアップかもしれません。先輩をつかまえて、「どこが間違ってるんですかね?」と聞きにいきます。
そんな時に、重要となってくるのが、コードリーディングです。コールドリーディングとは、そのまま、コードを読むことです。つまり、フレームワークやライブラリのコードを直接読んで、その使い方やエラーの内容などを調べるという方法です。難しそうとか、時間の無駄だとか、思う人も多いかもしれませんが、結果的に、プログラミング能力は飛躍的に向上しますし、さまざまな知識が身につきます。オープンソースなどは、世界中の優秀なプログラマが作ったものです。そのコードを見るだけでも、自分のコードとの違いがしっかりと感じられるでしょう。千里の道も一歩から。テストコードを習慣づけるのと同様に、面倒だと思う作業をはしょらないことが大切です。